卓上型トライ(クライオ・光学・走査型電子)顕微鏡を開発


 株式会社ドキュメンタリーチャンネルは、生物試料などを凍結し、光学レンズと走査型電子レンズで同軸観察ができる小型の複合型顕微鏡「卓上型トライ(クライオ・光学・走査型電子)顕微鏡」の開発に、世界で初めて成功しました。多様な色情報を得ることができる光学顕微鏡(OM)と、光をはるかに超える解像力を誇る走査型電子顕微鏡(SEM)を組み合わせることで、色情報を得ながら微細構造を観察できるようになりました。液体窒素を使わずに、マイナス120℃程度まで冷却・凍結できるクライオシステムを内蔵しており、水分を含んだ生物試料を無化学固定、無蒸着のまま試料室内に導入し、すぐに観察を始めることが可能です。